SolarDesignerの概要
SolarDesigner (ソーラーデザイナー)は、パッシブデザインを支援する設計ツールとして開発されました。
旧・建設省建築研究所で作られたシミュレーションプログラム ”PASSWORK ”をベースに、住宅設計の初期段階において、パッシブデザインの性能を初めとする建築物の熱性能を予測するため、より使い易く改善し、より多くの人々に活用していただくために市販化されました。
集熱・断熱・蓄熱という建築物の3つの基本的な熱性能を、地域の気候条件にあわせてバランスよく組み合わせることがパッシブデザインの基本です。SolarDesignerは、設計者自らケーススタディを重ねながら、四季のパッシブソーラーの性能を予測し、効果を検討しながら設計を進めていくことができます。
パッシブデザインとは?
地域の特性を発見し、そのポテンシャルを建築に活かそうとする考え方は、パッシブデザインと呼ばれ、建築物自体の建築的設計の工夫によって、太陽や自然の風、気温の変化、大地の熱を利用し、暖房や冷房の効果を得ようとするものです。省エネルギーや環境共生といったこれからの時代のニーズに答える技術として注目されています。建築に関わる人々はいま改めて、地域の気候的な特性を活かしていく建築設計の方法を身につけていく必要があります。それは、力の流れを読み解いて構造のデザインへアプローチするのと同様に、環境・気候を読み解いて建築の各部位の仕様を決め、全体を構成するデザインのアプローチです。
SolarDesignerの特徴
ダイレクトゲインシステムとは、パッシブデザインの基本的な考え方で、窓から室内に入る太陽の日射エネルギーを集め、建築物の断熱化、気密化によって熱損失を防ぎ、建築物の熱容量を活かして熱を蓄えるという手法です。
言い換えれば集熱性・断熱性・蓄熱性という 建築物の3つの基本的な熱的性能を気候条件を考慮しながらバランスよく設計することで、冬の暖房効果を得ようとする考え方です。
逆に夏は、窓や壁、屋根から室内に入る熱を遮断し、夜間の冷気などを蓄えて自然の冷房効果を得ようとします。
言い換えれば集熱性・断熱性・蓄熱性という 建築物の3つの基本的な熱的性能を気候条件を考慮しながらバランスよく設計することで、冬の暖房効果を得ようとする考え方です。
逆に夏は、窓や壁、屋根から室内に入る熱を遮断し、夜間の冷気などを蓄えて自然の冷房効果を得ようとします。
建築物の熱性能は建設される場所によって大きく影響を受けます。
SolarDesignerには全国839地点の月毎の気候パターンデータが登録されています(製品版)。 このデータはAMeDASのデータをもとにして作成されたもので、各地域の月毎の標準的な気候パターンです。このパターンを利用することにより、より現実に近い設定で検討を進めることができます。
SolarDesignerには全国839地点の月毎の気候パターンデータが登録されています(製品版)。 このデータはAMeDASのデータをもとにして作成されたもので、各地域の月毎の標準的な気候パターンです。このパターンを利用することにより、より現実に近い設定で検討を進めることができます。
SolarDesignerはクリックで設定を変更するごとに瞬時に結果を確認できます。
模型をつくるような感覚で様々な視点から確認しながら設計に利用できます。
模型をつくるような感覚で様々な視点から確認しながら設計に利用できます。
使ってみよう
●SolarDesignerを使って検討した例を紹介しています。 SolarDesigner’s SITE
●デモ版がダウンロードできます。 ダウンロード
●稼働環境
Windows Vista以降
USBポートが1つ必要です。
●ご注文方法
ご注文書に必要箇所をご記入の上、FAX、郵送またはメールにてお申し込みください。
ご記入いただく内容はライセンスの発行に必要となります。内容確認後、一週間程度で発送となります。 注文書
開発元
監修:小玉祐一郎、武政孝治開発:株式会社クアトロ