TRNFlow(トランフロー)の機能
TRNFlowではTRNSYSの建物の熱計算と連成してシミュレーションを行います。- 窓あけ換気、漏気・排気、室間換気、機械換気と強制排気の検討
- 風圧、温度差(チムニー効果)
- 風速、風向、大気圧、外気の汚染物質濃度などを入力条件
- 室、グループ化された室、補助ノード、建物全体、外部ノード、エアリンクの出力
換気と熱の連成計算
TRNFlowは、複数室熱計算モデルType56に複数室流体モデルCOMISを組み込んでいます。この二つが統合されたことで、必要な入力データはCOMISと連成する場合よりも少なくなり、エラーを起こしにくくなりました。
内部ソルバーは、それぞれのタイムステップにおいて二つのモデルの間で収束するよう最適化されています。
気流モデル用データを入力しやすいように、既存のGUI TRNBuild(Type56)を用いて拡張されました。
推奨動作環境
推奨動作環境は、以下の通りです。TRNSYS17が必要です。
- OS TRNSYS17に準じます。
- CPU 2GHz以上のIntel Pentium4または互換のプロセッサ
- メモリ 512MB以上(1GB以上推奨)
- ハードディスク 1GB以上の空き容量