夜間換気をして比較をしてみましょう。
冬の換気が、汚れた空気を排出し、新鮮な空気を取り込むことが目的であることに対して、夏の換気は、室内に溜まった熱の排出と外からの冷たい空気の導入が目的です。
夜間換気では、夜間低下した外気温を取り入れることで、室温を下げ、建物の熱容量を利用して蓄冷します。
防犯上の問題もあるので、工夫が必要です。
ケース1 (室外側に断熱材)
換気回数 |
通年
・0.5回/h
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ケース2 (室外側に断熱材+夜間換気)
換気回数 |
外気導入時
・外気温が20℃から25℃の範囲。
・室温が外気導入温度範囲より高い,または、低い場合。
・30回/h
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換気回数 |
外気非導入時
・0.5回/h
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結果の比較
8月 ケース1
通常換気(夏)
最高室温 33.87℃
平均室温 31.01℃
最低室温 29.46℃
8月 ケース2
夜間外気導入を行う(夏)
最高室温 31.67℃
平均室温 28.84℃
最低室温 25.14℃
緑の線:室温、黒の線:外気温
計算結果
夏に夜間外気を導入した [ ケース2 ]では、夜間外気を導入することで、室温が下がることが分かります。
次のページでは、断熱材を配置した [ ケース1 ] に、庇をつけて検討をしています。
共通計算条件
建物形状 |
幅12(m), 奥行き6(m), 高さ2.6(m), 方位0(°)
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開口部 |
南 幅8.0(m), 高さ2.3(m), 腰壁高さ0.0(m), 左からの位置0.25(m)
東 幅6.5(m), 高さ2.3(m), 腰壁高さ0.0(m), 左からの位置0.25(m)
西 幅6.5(m), 高さ2.3(m), 腰壁高さ0.0(m), 左からの位置0.25(m)
北 幅6.5(m), 高さ2.3(m), 腰壁高さ0.0(m), 左からの位置0.25(m)
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日射吸収率 |
[室内側] 0.4, [室外側] 0.6 [天井室外側] 0.2
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壁 |
コンクリート180mm
押出発泡ポリスチレンフォーム45mm
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天井 |
コンクリート180mm
押出発泡ポリスチレンフォーム45mm
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床 |
合板12mm
コンクリート180mm
押出発泡ポリスチレンフォーム45mm
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ガラス |
熱貫流率5.16(kcal/hm2℃), 日射透過率 0.856, 日射透過係数100(%)
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気象データ |
東京 緯度 35.7(°), 経度139.8(°)
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壁、天井、床の材料の並びは室内側、室外側の順です。